「エコサス」が可能にした、業態の異なる100店舗の一元管理
株式会社太陽エンタープライズ 様
本社:神奈川県神奈川市
取材:2011年6月
「ミスタードーナツ」「牛角」など、全国的に知られる飲食業のフランチャイジー(加盟店)として成長を続けてこられた株式会社 太陽エンタープライズ様は、「エコサス」で業態も営業時間も異なる約100店舗のエネルギー使用状況を、本社で一元管理されています。これまで店舗または業態ごとに行っていたエネルギー管理を「全社一気通貫で行えるようになった」とご満足いただいています。ご担当者様に「エコサス」のご活用法などについてうかがいました。
堅実な成長を支えてきた日々のエネルギー管理
2009年12月に第一号店がオープンした「丸源ラーメン」は、早くも収益の柱の一つに
太陽エンタープライズ様は1977年の創業以来、34年にわたり飛躍的な成長を遂げてこられました。
外食業の中でも、大手フランチャイズチェーンに加盟店として参加するフランチャイジー事業に特化。「ミスタードーナツ」をはじめ「牛角」(炭火焼肉)、「土間土間」(居酒屋)、「温野菜」(しゃぶしゃぶ)、「かまどか」(居酒屋)、「丸源ラーメン」、「日南市じとっこ組合」(宮崎日南 幻の地鶏焼)などの店舗を関東圏で100店舗近く出店。全社売上高は140億円(2011年10月期予想)と、フランチャイジー企業としては国内最大級の規模にまで成長されました。現在は2015年をめどに年商150億円をめざし、業務の推進と改善に取り組んでおられます。
太陽エンタープライズ様ではこれまで、決められたチェックリストに基づいて各店舗で日常的な節電に努めておられました。チェックリストには照明のON/OFFや空調機器などのフィルター清掃、エアコンの温度調整などに加えて、温度管理している機器でセンサが一定以上の温度を示したら、すぐに機器のメンテナンスを行うなど、徹底した節電に努め、電気メーターのチェックも各店で毎日実施されていました。その中で迎えたのが、2010年の省エネ法改正です。さらに一歩進んだエネルギー管理体制が必要となりました。
きっかけは省エネ法改正。「エコサス」ご活用で一元管理体制が整う
2010年の時点で、太陽エンタープライズ様の店舗数は90店近くに増えており、改正省エネ法の定める「特定事業者」に指定されました。これにより全社的なエネルギー管理と省エネの体制づくりが求められたことから、総務人事部長の永井誠様が改正省エネ法対策のセミナーに参加。いくつかの管理ソフトが紹介された中で、無料であり入力も簡単にできて「敷居が低い」ことから、「エコサス」をお選びいただきました。
永井様は当初、一から各店の光熱費などのデータを「エコサス」に入力し、分からないところがあればいろいろクリックして試してみるという、まさにOJTで徐々に「エコサス」に馴染んでこられました。今(2011年6月現在)では100店舗近くある店舗から送られてくるデータを本社で入力し、一元管理されています。
事業の核の一つである居酒屋「土間土間」のエントランス
業態や営業時間が異なる店舗を比較するため、原単位をシンプルに「売り上げ」に設定。そのおかげで現場の人にも分かりやすく納得しやすい指標になったとおっしゃいます。当初は営業時間も原単位に加味しようかと検討されたそうですが、複雑にすればかえって店舗間比較が難しくなるかもしれないと考え、今の形になったそうです。
これにより業態の枠を超えた全社レベルでのエネルギー管理体制ができあがりました。従来は業態別に編成された事業部ごとにエネルギー使用状況を管理してこられましたが、「エコサス」のご活用で初めて、全業態を一元化した管理体制ができあがったと喜んでいただいています。
省エネは「利益を生み出すツール」。蓄積データでさらに有効な管理体制を
1977年にできた「ミスタードーナツ」の「横浜天王町ショップ」から、太陽エンタープライズ様の歴史が始まる
永井様は省エネ法の改正を契機とする省エネの取り組みについて「営業店舗を持つ会社としては、長い目で見て利益を生み出すツールになるだろう」と前向きにとらえておられます。
特に「エコサス」活用から丸1年が経過して2年目に入ったことから、蓄積が進むデータが現場をサポートする有効な指標になりつつあると、期待を寄せておられます。
最近はフランチャイズ本部からもLED照明の推奨があるそうで、店舗で電球交換の必要が生じた時はLED照明に切り替えるなど、設備リニューアルによる節電にも着手されています。
永井様は「『エコサス』があってよかった。もしなかったら、外部の専門家に(有償で)省エネ診断を依頼する必要があったかもしれない」と笑われます。今後は店舗でのチェックリストをさらに詳細なものにしたり、本社で毎月開かれる店長会議でデータの共有化や比較分析を進めたりして、店舗サポート体制のいっそうの強化に努めるお考えです。
永井様は最後に、「機器の導入コストとランニングコストをシミュレーション比較し、その結果を分析・診断して最適プランを提供していただけるとありがたいですね」と、電気工事会社様に対する期待を話してくださいました。