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エコサス ユーザーレポート

「エコサス」活用で節電に成功。さらに次のステップへ

中電不動産株式会社 様
本社:名古屋市

取材:2011年6月

中電不動産株式会社
企画開発部 品質環境グループ 課長
安江 敏弘 様

省エネ法の改正を機に「エコサス」によるエネルギー管理を導入された中電不動産株式会社様は、3社合併で会社が誕生した当初から、環境に配慮した経営を続けてこられました。電気機器の運用改善により節電の実績を挙げられた今、次のステップである設備リニューアルへと踏み出されています。「エコサス」へのデータ入力などを担当されている企画開発部 品質環境グループ 課長の安江敏弘様に、現在の「エコサス」活用状況や今後の省エネ策について、お話をうかがいました。
(ご担当者様のお名前、肩書き等は、すべて取材当時のものです)

エクセルでデータを共有。日常的な省エネに取り組む

中部電力グループの一員として、ビルや土地の販売・賃貸・管理をはじめ建築や緑化事業、文化事業まで幅広く手掛けておられる中電不動産株式会社様は、2006年にグループ3社が合併して誕生しました。環境省が定める「エコアクション21」の認証・登録を得るなど、合併当初から環境に配慮した経営を推進しておられます。本社各部と各支社に設けられたEMS(環境マネジメントシステム)連絡会を中心に、エネルギー使用状況の管理と省エネに取り組んでこられました。

当時は毎月の光熱費のデータをエクセルで作成した表に入力し、パソコンの共有フォルダとして閲覧できる仕組みになっていました。そのデータをもとに不要な電灯は消すなどの日常的な節電や水道代の節約などに努め、社長以下幹部が集まって年2回開催される環境委員会の場で、成果が報告されていました。

省エネ法改正を機に、「エコサス」でエネルギー管理を進化させる

中電不動産様にとってエネルギー管理手法の転機となったのは、やはり2010年の省エネ法改正でした。エネルギーの管理単位が施設ごとから企業単位に変更されたため、多数の支社などを持つ中電不動産様は特定事業者に指定されました。
これによりエネルギー使用量を原単位で毎年1%ずつ軽減しなければならない努力義務が生じただけでなく、エネルギー使用状況の報告などの業務が新たに発生しました。
企業にとっては負担増ともいえる状況でしたが、エネルギー管理の担当者である安江様は「これはエネルギー管理手法をさらに発展させるチャンスだ」ととらえられました。そしてエクセルに替わる新たなエネルギー管理ツールを探し始められたのです。

2010年3月、商工会議所で開催された省エネに関するセミナーに参加された安江様は、「エコサス」を知ることになります。入力したデータから簡単にグラフが作成でき、会議資料作りにも活用できることなどから、さっそくエクセルに入力していた約20拠点分のデータを、「エコサス」に移し替えられました。そしてデータに突出した部分や数値の増加が見られる場合は現場で原因を追究し、改善に努めてこられました。

3年間で3.1%の節電に成功。書類作成も「エコサス」がお手伝い

本社機能のほか、コンサートホールやイベントホールなども備えた本社ビル「電気文化会館」

中電不動産様では、2008年度から2010年度までの3年間で使用電力量を1.8%(全社ベース、対2007年度比)削減する目標を立て、節電に努めてこられました。最終年度の2010年度には「エコサス」のデータも活用し、空調の間欠運転や昼休みの全館消灯など運用面の改善に注力。さらに本社ビル内にあるイベントホールやコンサートホールの照明も2010年度以降、順次LED照明へリニューアルしてこられました。これらの結果、3年間で3.1%の電力消費削減という、目標を大きく上回る成果を収められました。

また安江様は、改正省エネ法で提出が義務付けられている書類の作成にも、「エコサス」の書類作成アシスト機能を活用されています。この機能は入力したデータをもとに「定期報告書」や「中長期計画書」、「エネルギー使用状況届出書」を作成しエクセルやワードのファイルとして出力できるもので、手間のかかる書類作成がスムーズに行えます。業務の効率化にも「エコサス」を役立てていただいています。

設備改善、太陽光発電にも取り組み、いっそうの省エネ推進を計画

2010年12月に完成した岐阜支社の建て替えでは、建物の構造にエネルギーの使用量を抑制するための工夫が施され、太陽光発電システムも導入されました。玄関ドアと窓には長い庇が設けられ、ペアガラスとともに日差しを遮ります。あかりにはLED照明を積極的に採用。照り返しを低減するために駐車場は芝で緑化。屋上には10kWの太陽光パネルが設置され、売電も行われています。これらにより岐阜支社の床面積は建て替えでほぼ倍増したにもかかわらず、電気代は横ばいペースで推移しているそうです。

本社ビル6階の「屋上庭園」。従業員や市民のくつろぎ空間となっている

環境緑化は会社として力を入れておられる事業の一つでもあることから、本社ビル6階のテラスにも181㎡の緑地を持つ「屋上庭園」が設けられ、室内温度上昇の抑制とヒートアイランド現象軽減の一助となっています。樹木やハーブ類が植えられた「屋上庭園」は広く来館者に開放されており、従業員だけでなく市民の憩いの空間となっています。
節電から「創エネ」、さらには緑化へと、中電不動産様は中部電力グループの一員として、今後も地球環境問題に積極的に取り組んでいくお考えです。

中電不動産株式会社様 HP:http://www.chudenfudosan.co.jp/

公開日:2011/10/11