IT先進企業にも認められた、「エコサス」の効果と利便性
株式会社シーイーシー 様
本社:東京都渋谷区
取材:2011年11月
株式会社シーイーシー
管理本部 総務部
安楽 知己様
株式会社シーイーシー様は、顧客の情報システムの企画、開発、運営、コンサルティングなどを一貫して行う有力システムインテグレーターです。1968年の創業以来、ITエキスパート集団として、日本の名だたる企業のシステムソリューションを数多く手掛けてこられました。また携帯端末のプラットフォームAndroid(アンドロイド)の第三者検証サービスを、Android黎明期である2009年には早くも開始されるなど、時代を先取りした事業展開で、IT業界に確固たる地位を築いておられます。
その“IT先進企業”シーイーシー様に欠かせない電力の使用状況把握に、「エコサス」が活躍しています。エネルギー管理を担当されている管理本部総務部の安楽知己様にお話をうかがいました。
大量のサーバーを動かす電力の使用状況を、「エコサス」が「見える化」
シーイーシー様は、サーバーの運用代行やクラウドコンピューティングサービスなどを行うデータセンターを首都圏をはじめ全国に6ヵ所展開されており、各データセンター間の連携でサーバーやデータのバックアップ体制が整っていることも強みのひとつです。
シーイーシー様が保有、管理、運営されている膨大なサーバーの能力を最大限引き出すためには、室内を冷房して常に一定の温度に保つ必要があります。このため大量でかつ安定した電力確保が不可欠で、全社の電力使用量に占めるデータセンターの使用分は75%~80%にも上るそうです。さらに万一の停電時の予備電源として完備された自家発電設備の試験運転では燃料として軽油も使用するため、エネルギー使用状況の把握は経営管理上の重要なポイントとなります。従来シーイーシー様では、各拠点の電力と燃料の使用量などをエクセルで独自に作成された表を使い、管理されていました。
全社のエネルギー使用状況を管理されている安楽様が「エコサス」をお知りになったのは、2010年の春のことです。以前からお付合いのあった当社の営業担当者の案内で「エコサス」を試用された安楽様は、「これは便利だ」と感じられました。
特にエネルギー使用状況を全社一括で「見える化」したり、特定の地域の拠点だけに絞って表示したりできる点に魅力を見出していただきました。震災後は電力会社のエリアごとに電力使用状況が把握できたため、節電コントロールに大変役立ったとのこと。またパソコンさえあればどこからでも閲覧し操作できる点なども高く評価していただき、エネルギー管理ツールを「エコサス」に一本化。以来、継続してご活用いただいています。
安楽様は、「入力した数値が自動的にグラフで『見える化』されるため、ただ数値を入力しているだけでは見逃しがちな変化を、はっきりとつかむことができる」とおっしゃいます。また「前年比も表示されるので、追跡調査ができる」ことも、「エコサス」をご愛用いただいている理由の一つにあげていただきました。
「エコサス」の「見える化」機能が、省エネ効果の検証に活躍
ご本社のエントランスに掲示された、クールビズをアピールするポスター
「エコサス」に入力されたデータなどをもとに、シーイーシー様では2011年8月に、築20年を経過した宮崎台システムラボラトリ(神奈川県川崎市)の照明を、1階から2階までは「Wエコ 環境配慮型照明器具」に、3階~5階はLED照明に交換されました。これにより、20~30%近い節電効果が見込まれており、「エコサス」による成果確認が続けられています。
また各データセンターの冷房では配線が施されている床下が冷気の経路となっているため、配線を整理して風通しをよくしたり、仕切りを設けて風向きを調整したりすることにより冷房効率が格段に向上するそうで、床下配線調整後の検証作業にも、「エコサス」が活躍しています。
このほかシーイーシー様では、事務室内の温度を夏は28℃、冬は20℃に設定してクールビズ、ウォームビズを推進。エレベーターの間引き運転や照明のこまめな消灯や間引き点灯などを継続するなど、日常的な節電活動にも取り組んでおられます。その成果は「エコサス」で「見える化」され、活動の動機付けや励みにつながっています。例えば、さがみのシステムラボラトリ(神奈川県座間市)では、これらの地道な節電の取り組みにより15%の電力削減に成功。「エコサス」で「見える化」されたその結果に、地道な取り組みの大切さを再認識されました。
「エネルギー マイナス4%」を支える「エコサス」の多彩な機能
「エコサス」の操作性や機能について、当社担当者と意見を交わす安楽様(左)
2010年の省エネ法改正でシーイーシー様も特定事業者に指定されたことに加え、東京都や拠点のある自治体でもそれぞれエネルギー使用状況の報告制度があるため、「エコサス」の報告書作成支援システムも大変役に立っていると安楽様はおっしゃいます。
今後は、20拠点分のデータ入力作業を他の方とも分担できる体制にしたいとお考えで、「エコサス」のユーザー権限機能にも関心をお持ちです。この機能を使えばデータの入力ができる「管理者」や、入力はできないが見ることができる「閲覧者」など、それぞれのお立場で「エコサス」の利用権限を設定できるため、より組織的なエネルギー管理体制を作ることができます。
また「多回路エネルギーモニタ」などを利用した自動計測、デマンド監視システムなども、将来的には導入していきたいお考えです。
シーイーシー様では節電対策が限られるテナントビルや大量の電気を消費するデータセンターなどを保有するというハードルを乗り越え、「2012年度に全社のエネルギー使用量マイナス4%(対2010年度比)を達成」という目標に向けて、いっそうの省エネを推進していく方針です。そのお取り組みの中で「エコサス」の多彩な機能を、さらに役立てていただけることでしょう。